はちみつと焼酎

BTS 방탄소년단/SUGA. 日本語訳など

ASDの子どもへの愛と支援の歌 支援団体会長のコラム訳

[시론] 자폐 아동에 희망 준 BTS 슈가의 선한 기부

こちらのコラムです

自閉スペクトラム障害児に希望を与えたBTSシュガの善意の寄付
(出典:中央日報

世界的アイドルグループBTS防弾少年団)のメンバー、シュガ(本名 ミン・ユンギ)の最近の善行が大きな話題となっています。彼は自閉スペクトラム障害*1を持つ児童・青少年のための専門治療センター設立のため、延世大学医療院傘下のセブランス病院に50億ウォン(約5億円)を寄付しました。筆者の周囲の多くの方々がこの温かい寄付のニュースを次々と広めていました。

今回の寄付は、セブランス小児病院を含む延世医療院全体で、芸能人による寄付として歴代最高額だといいます。自閉スペクトラム障害をはじめとする児童・青少年の精神疾患の総合的な治療および研究の場として運営される予定とのことです。
何よりもシュガは、青少年の精神健康に強い関心を持つ世界的スターです。音楽を通じて児童・青少年が精神疾患を癒されることを願って努力しており、発達障害*2のある知人との交流経験を基に、自らの音楽的才能と力量で自閉スペクトラム障害児を支援する道を模索してきたと伝えられています。自閉スペクトラム障害の子どもたちとその家族に大きな感動と希望を与えた善行に拍手を送ります。

50億ウォンを寄付、治療・研究に活用へ
認識改善と法・制度の変化に期待
政府に「障害人委員会」新設の必要性

大衆文化の力は本当に大きなものです。今から40年以上前、筆者は息子が自閉スペクトラム障害であることを初めて知りました。当時、医師だった妻と共にこの疾患について一つひとつ学んでいきました。そして家族レベルを超えて、韓国社会全体が関心を持つようにしようと努力を始めました。
その後、感動的な映画『マラソン』のヒットをきっかけに、自閉スペクトラム障害に関心を寄せる市民が集まり、2006年に「韓国自閉人愛協会」*3を設立しました。最近では、ENAチャンネルのドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の放送を通じて、自閉スペクトラム障害の家族が経験する困難や希望が社会的に大きく注目される機会にもなりました。

韓国には現在、約30万人の発達障害者がいます。そのうち約4万人が自閉スペクトラム障害者と推定されています。どの障害も困難を伴いますが、自閉スペクトラム障害は特に家族の支援が切実に必要です。同時に、非障害の家族が受ける心理的・情緒的ストレスも大きいため、こうした家族への慰めと支援、連帯を通じた同行が切実に求められています。
韓国自閉人愛協会は、変化の流れの中で自閉スペクトラム障害者とその家族にとって意義ある行事を企画しようと、多くの専門家、ボランティア、支援者と共に、毎年より創意的で発展的な方向を模索しています。

毎年4月2日は国連が定めた「世界自閉症啓発デー」*4です。今年は、自閉スペクトラム障害者への愛と理解、共に生きる社会を実践する日とし、イベントを行いました。社会各界が協力し、自閉スペクトラム障害者の権利を擁護し、それを支える法的・制度的基盤を整えようという意志を一つにしました。私たちが皆、違いを尊重し共に進むとき、初めて真の包容社会が完成するという事実を改めて確認する場となりました。
何より重要なのは、単なる関心にとどまらず、実践に移すことです。

BTSが世界最高レベルのアーティストグループだからこそ、今回のシュガの寄付にファンたちも共に参加しました。善き影響力の力を実感しました。シュガがチョン・グナ延世大医学部精神科教授と共に進める児童・青少年自閉スペクトラム障害者の社会性訓練プログラムの名称は「MIND(Music・Interaction・Network・Diversity)」です。音楽を通じて感情を表現し、他者とコミュニケーションを取ることに焦点を当てています。このプログラムは、単なる寄付を超え、自閉スペクトラム障害の子どもとその家族、ボランティア、そして自閉スペクトラム障害のコミュニティ全体に愛と支援の歌を贈る意味が込められていると感じられます。

これまで社会的に意味のある出来事があっても、関心が一時的で終わるのが残念でした。今回のシュガの寄付をきっかけに、疾患の原因に関する研究と治療、そして持続的に支え合う文化が根付くことを願います。自閉スペクトラム障害者とその家族が音楽・美術・体育など様々な芸術やスポーツ活動を通じて癒しと成長を経験し、社会の大切な構成員として自然に共に生きられる環境が整うことを望みます。

さらには政府と自治体が自閉スペクトラム障害者に適した雇用や住居支援など、実質的な政策改善に力を尽くしてくれるよう提言します。新政府が障害者政策を総括的に扱う大統領直属の「障害人委員会」を設置し、韓国社会全体の認識改善と制度的変化へとつながることを期待します。感動的な善行を実践したシュガとファンの皆さんに、自閉スペクトラム障害のコミュニティを代表して感謝と応援の拍手を送ります。

(文:キム・ヨンジク弁護士・韓国自閉人愛協会 会長)

 

*1:Autism、オーティズム。韓国語では「자폐」=自閉と表記されることが多いですが、日本では「自閉スペクトラム症」「自閉スペクトラム障害(ASD)」という呼称が一般的です

*2:訳注:ここでは広義の発達障害を指し、自閉スペクトラム障害を含む概念

*3:訳注:日本語で直訳すると「韓国自閉症者愛の会」といった名称。자폐인사랑협회

*4:訳注:日本語では「世界自閉症啓発デー」または「世界自閉スペクトラム症啓発デー」

7人の新しいチャプター イ・ジヨンさんコラム訳

 

n.news.naver.com

七つの世界が再び集まるとき:BTSの帰還

防弾少年団の七人のメンバーが、すべて社会に戻ってきた。長い空白期と呼ばれた「軍白期(兵役による活動休止期間)」の時間を、それぞれの場所で懸命に満たしてきた七人のアーティストが、いよいよ再び一つの舞台に立つことになる。しかしこの帰還は、過去のグループへの回帰ではない。むしろ、まったく新しい章(チャプター)の始まりであり、K-POPがこれまで試みることのできなかった「集合的進化」の事例となるのではないだろうか。

防弾少年団は「ひとつの完璧なチーム」という従来のアイドルグループのイメージに加えて、その内部に異なる音楽的個性とアイデンティティが息づく集団だった。今回のソロ活動期間は、そうした個性を抑え込むことなく、それぞれが追求する音楽の世界を公にし、拡張する時間だった。ソロの取り組みは、個別の成果にとどまらない。七つの音楽的実験と物語は、「防弾少年団という共同体のジャンル的スペクトル」を過去よりはるかに広げる土台になると考えている。

そして今、彼らは再び集まる。重要なのは「ソロの終わり」ではなく、「集合の新たな出発」である。軍白期以前、防弾少年団が示してきたメッセージは共通の声だった。だが今、彼らはそれぞれの言葉を手にした状態で帰ってくる。これは、グループ活動が個々の音楽的欲求の妥協ではなく、異なる色彩を有機的に組み合わせて新しいメッセージを生み出す実験の場になり得ることを示唆している。

今回の帰還への期待感は、まさにここにある。七人のメンバーがそれぞれの場所で得た経験と成果を持って戻ってくるという点で、彼らのメッセージは過去よりさらに多層的で成熟したものになることが期待できる。10代の悩みや青春の不安を歌っていた時期を経て、「Love Yourself(自分自身を愛そう)」、自身の内面への探求へと関心を移し、社会の不条理、連帯の必要性を歌いながら、ファンダムと同時代に共感の言葉を届けてきた。成長し、発展してきたメッセージとともに、防弾少年団自身も成長し、発展してきたと言えるだろう。そこに個別の物語が加わることで、全体のメッセージもさらに豊かになり、音楽的完成度も以前より高い水準へと進化するはずだ。

言い換えれば、防弾少年団の新しい章は「音楽の帰還」であり「物語の帰還」である。七人の声が再びひとつになるとき、彼らは個人としては十分でなかった部分を互いに補い合い、7倍のシナジーを発揮するだろう。その結集がこれからどんな新たな物語を紡ぎ、これまでの成長をどんな新しい姿で見せてくれるのか、目を離すことができない。

 

来年春! BTSアルバムとツアーを予告

weverse.io

7人全員でのWeverse LIVE【BTSが帰ってきました】

33カ月ぶりの7人全員のライブです。嬉しい嬉しい……

こちらは公式訳がいずれ付くだろうと思いますので、公式がツイートしたこちらの記事のChat GPT訳を置いておきます。

 

m.entertain.naver.com

BTS、2026年春に完全体でのカムバックを正式発表…新作アルバム&ワールドツアー予告【公式】

入力:2025年7月1日 22:38

OSENのミン・ギョンフン記者によると、BTSはソウル・オリンピック公園オリンピックホールで開催されたデジタルシングル『Butter』発売記念グローバル記者会見に登場し、写真撮影を行った。彼らの新曲『Butter』は7月21日午後1時(韓国時間)に全世界で同時リリースされる予定で、清涼感あふれるダンスポップのサマーソングに仕上がっているという。バターのように滑らかに染み込み、BTSならではの音楽的スタイルが詰まった楽曲だと報じられ、注目を集めている


🔥 カムバック正式発表

[OSEN=チャン・ウヨン記者] BTSは、2026年春にグループとしてカムバックすることを正式に発表した。彼らは“21世紀のポップアイコン”と称され、K-POPの枠を超え世界の音楽史を塗り替えてきた存在だが、その帰還に、全世界の音楽ファンが歓喜している

7月1日21時20分頃、グローバルファンプラットフォームWeverseで行ったライブ配信にてBTSは次のようにコメント:
来年春にグループでのアルバムが発売される予定です。7月からは僕たちだけで集まって準備を始めます。グループアルバムなので、全メンバーの思いが詰まると思います。完全に初志に立ち戻って制作します

さらに彼らは、
新アルバムとともに、ワールドツアーも行う予定です。世界のあちこちを回るので、たくさん期待してください!」とも語った


🗺 具体的スケジュール

7月からメンバー全員が順次アメリカへ渡り、音楽制作とツアー準備に入る計画であることも明かされた。2026年には新作リリースと共に大規模なワールドツアーを展開し、再び世界を“紫の波”で染め上げる見通しだ

なお、BTSのワールドツアーは2022年に終了した『BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE』以来、約4年ぶり。前回は対面ライブ、オンライン配信、ライブビューイングを通じて、約400万人の観客を動員した


🎤 メンバーの個別活動にも言及

記事によると、BTSはこの日、下半期に予定されている活動についても触れたという。たとえば:

  • ジンが6月28〜29日に行ったファンコンサートツアー『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』について他メンバーも言及し、「本当に楽しかった。ピアノの演奏も素晴らしかったし、ジンならではのステージだった」と称賛。

  • J-HOPEは『j-hope Tour “HOPE ON THE STAGE”』を成功裏に終え、7月12〜13日にドイツ・ベルリンのオリンピアシュタディオンで開催される「ロラパルーザ・ベルリン」のヘッドライナーとして出演予定。メンバーからも「すごく楽しみだし、うまくやってくれると思う」とのコメントがあった


📈 ライブ配信の反響

BTSによるグループとしてのライブ配信は2022年9月以来初めてで、注目度は過去最高。約30分間の放送で視聴回数は730万回を突破した。

 

 

FORBS記事

外信も軒並み報道。www.forbes.com

K-POPBTSが正式にカムバック — 新しい音楽とワールドツアーが間もなく始動
執筆:メアリー・ホイットフィル・ロエロフス(フォーブス スタッフ)
メアリー・ロエロフスはフォーブスのブレイキングニュース記者で、ポップカルチャーを担当。


トップライン

K-POPの現象的存在であるBTSは、再結成を正式に発表し、新たに2枚のアルバムをリリースすること、そしてワールドツアーに乗り出すことを約束した。これは、メンバーたちがソロ活動のため、また韓国の義務的な兵役を完了するために休止を発表してから3年ぶりとなる。


主なポイント

  • BTSの7人全員は火曜日、兵役義務を完了してから初めてWeverseでのライブ配信で再び集結し、2026年春に新アルバムをリリースすることを発表した。このアルバムは「それぞれのメンバーの思いやアイデアを反映したもの」になるという。

  • グループはまた、新アルバムに合わせた2026年の「大規模な」ワールドツアーを計画中であると述べたが、ツアーがどこを巡るのか、どれだけの公演数になるのかといった詳細は明かされなかった。

  • BTSはさらに、バラエティ誌の月曜日の報道によると、初のライブアルバムをリリースする準備を進めている。そのタイトルは『Permission to Dance on Stage – Live』で、22曲が収録される。

  • このライブアルバムには、**「BTS Permission to Dance on Stage – Seoul」**という14分間の映像が付属し、バンドの最後のツアーの最終公演からの映像が編集されている。また、92ページのデジタルブックも同梱され、舞台裏のコンテンツが収められている。


注目の数字

730万人
これは、火曜日のWeverse配信をリアルタイムで視聴した人数であり、2022年9月以来7人全員がそろって配信を行ったのはこれが初めてだった。


わかっていないこと

ツアーの具体的な開始時期や、新アルバムの正確なリリース日。コリア・ヘラルド紙はカムバックが2026年3月と報じたが、火曜日のライブ配信ではバンドから具体的な時期は確認されなかった。

重要なコメント

「僕たちは、デビュー当初と同じ気持ちでこのアルバムに取り組んでいます」とBTSは声明で述べた。


背景

ジン、シュガ、ジェイホープ、RM、ジミン、V、ジョングクの7人のミュージシャンは2010年にBTSを結成し、2013年にビッグヒットエンターテインメントのもとでデビューした。
BTS2018年のアルバム『Love Yourself: Tear』でビルボード200のトップに立った初の韓国バンドとなり、その後も数々の記録を打ち立て続けている。
BTS韓国音楽史上最も売れたアーティストで、累計4,000万枚以上のレコードを売り上げている。
また、BTSはギネス世界記録でSpotifyで最もストリーミングされたグループInstagramで最もフォローされている音楽グループとして認定されており、さらにK-POPグループとして24時間で最も視聴されたYouTube動画や、TikTokで最も速く100万人のフォロワーを獲得した記録など、いくつものソーシャルメディア記録を更新している。
BTSはこれまでにビルボード1位を6曲トップ10ヒットを10曲獲得している。


フォーブスによる評価

BTS2020年のフォーブス・セレブリティ10047位にランクインし、その年の収益は5,000万ドルと推定された。
また、2019年にはセレブリティ100で43位にデビューし、その年の課税前収入は5,700万ドルだった。
BTSはさらに、2019年5月から6月にかけて行われた「Love Yourself: Speak Yourself」ワールドツアーと同年のウェンブリー公演のライブ配信で、チケット売上高が**936億ウォン(7,720万ドル)**を超えたと推定されている。

MINDプログラム「ミン先生」エピソード集

2025年6月23日、セブランス病院に50億ウォン寄付し、自閉スペクトラム障害の子どもたちの療育を行う「ミンユンギ療養(治療)センター」の設立が発表されました。

チョン・グナ教授が教えてくれた、このプログラムにユンギがどのように関わったのかのエピソードと出典をメモ代わりにまとめておきます。

 

1.〈セブランス病院 プレスリリース〉

sev.severance.healthcare

SUGAは2025年3月から6月までの週末を活用し、実際のASD児童たちと会いながらプログラム開発に積極的に関わった。ギターなどの楽器を自ら演奏しながら、子どもたちがリズムやハーモニーを合わせ、音楽を通じて相互作用をし、感情表現の幅を広げることができるように導いた。さらに、子どもたちが自分自身で楽器を演奏できるように直接教えることも行った。

 

チョン・グナ教授は「金銭的な支援を超えて、この数か月間SUGAさんが見せてくださった真摯な才能の提供とボランティア活動に心より感謝します。常に誠実で知的な態度で臨み続けてくださるSUGAさんの姿に深く感銘を受けました」と述べ、「ASDの子どもたちが音楽という手段を通じて、自立した存在、そして健全な社会人として成長すること、そしてこのプロセスを通じてASDに対する偏見の解消と障害認識の改善を図ることが、ミン・ユンギ治療センターおよび『MIND』プログラムの究極の目標です」と語った。

SUGAは「過去7か月間、チョン・グナ教授とともにプログラム準備やボランティア活動をする中で、音楽が心を表現し、社会とつながる貴重な手段になり得ることを深く感じました」と述べ、「ASDの子どもたちの治療過程に関わることができたこと自体が大きな感謝であり幸福でした。より多くの子どもたちが、社会の一員として共に生きていけるよう、今後も継続して力を尽くしていきたい」と語った。

全文訳はこちら

2.〈セブランス病院公式YouTubeチャンネル〉

「音楽で伝える癒やし『ミン・ユンギ療養(治療)センター』の話」

www.youtube.com

SUGAさんはもともと、児童・青少年の精神的健康問題に 非常に強い関心をお持ちだったそうです。
昨年11月にSUGAさんが私を訪ねてくださり、 音楽の才能を活かして寄付したいという意思を直接お話しされました。
セブランス病院は発達障害の拠点病院であり、行動発達支援センターも運営しています。 また私は昨年秋に、自閉スペクトラム症に関する教科書を出版したこともあり、 SUGAさんはそのような背景を踏まえて、当院を協力パートナーに選んでくださったのだと思います。
私が最初に会った日を忘れられないんですが、その日SUGAさんが私の書いた500ページ近い厚い教科書をかなり読んでこられていたこと、 そして、その内容についての質問がとても深く鋭かったことに驚きました。
その日、SUGAさんは最初から音楽の才能を寄付したいと明確におっしゃいました。 最初はこの良い意思をどう生かせば良いか悩んだり心配したりしたのも事実ですが、SUGAさんのその誠意に動かされて私は「新しいプログラムを考案すべきだ」と思い、 そこから「MINDプログラム」が誕生したのです。

 SUGAさんと、準備の段階からプログラムの進行まで、すべての過程を私が見てきて感じたことは、 「ああ、この方は本当に、ただの寄付者じゃないんだな」ということでした。

 なぜなら、プログラムに参加する間、一度も遅刻せず、 むしろ私より早く来て、ギターの練習をしていたんです。 そして、治療スタッフの皆さんと一緒に、事前準備もしている姿を見て、 「えっ、週末なのにこんなに早く来て、治療の準備をしているなんて」と思って、 その光景を見たとき、私は本当に身の引き締まる思いがしました。

 子どもたちの目線に合わせて、呼吸に合わせようと本当にたくさん努力していました。
 SUGAさんの幸せそうな表情を、私は忘れることができません。 本当に、心からこの治療に参加しているんだな、 喜びの気持ちで治療に取り組んでいて、大きな幸せの時間であり、ヒーリングの時間なんだなと感じました。それを見て、私たち治療スタッフ全員が、 SUGAさんのその真摯な姿勢に深く感動しました。

 SUGAさん、初めてお会いしたときからこうおっしゃっていたんです。
「先生、でもうちの国の青少年の死亡原因第1位って、自殺なんですよね?」と。
それで、「自分はもう見て見ぬふりはできない、無視できないんだ」とずっとそういう思いを持っていた、という話をされていました。

SUGAさんの曲の中にも、『Amygdala(アミグダラ)』というのがありますよね。
これは脳の中にある、とても小さなアーモンドの形をした「扁桃体」という部位の英語名なんです。本当に、脳に対する関心がもともと深くて、精神の健康や心、情緒、感情というものが脳の中でどのように働いているのかという点について、基本的にとても高い認識を持っている方でした。

それからもう一つ、ご自身の知人の中に発達障害のある方がいて、社会的な関心や支援が本当に必要なんだと、そう強く感じていたとおっしゃっていました。

動画全体の訳はこちら

3.〈SBSピョン・サンウクのニュースブリーフィング〉

「自閉の子どもたちの『音楽の先生』BTSのSUGA…『社会的な関心につながりますように』」

youtu.be

★7/3追記 こちらSBSがSUGA関連の部分のみ、各国語の字幕をつけてくれました。

www.youtube.com

MC:最近、BTSのSUGAがこの自閉スペクトラム障害に関心を持ち、大変な巨額を寄付したそうですね。先生とはどのような縁だったんですか。

チョン・グナ教授:昨年、SUGAが私を訪ねてきて、本人の持つ音楽の才能を使って、児童や青少年たちを支援したいと訪ねてきたんです。それで話をしてみると、随分以前、BTSの活動を始めた最初の頃から、若者のメンタルヘルスだとか、特にうつ病や自殺、自傷がだんだん増えている現実についてとてもよく知っていて、何か本人が貢献したいといつも思っていたそうなんです。そして関連書籍もたくさん読んでいました。それで「ほとんど専門家レベルですね」「すぐカウンセラーになっても良さそうですよ」と冗談で言ったら、本人は少し勉強してるんです、本も読んでるしと言っていて、私が感銘を受けました。

そして音楽の才能で何か貢献したいというのですが、大学病院ではあくまでエビデンスベースの治療をしなければなりませんから、音楽で何かできるのかということについては、それまでずっと専門家として多少懐疑的だったんです。もう少し臨床的な成果が蓄積されないといけないと思ってました。それに病院に防音されている部屋もないし、とそんな話を交わしました。

それからSUGAさんが、若い頃に発達障害の知人がいたらしくて、そのことを思い出しながら、本人が当事者だけではなくて家族が全員辛い思いをしているのをみて、自閉や発達障害に対する関心を持つようになり、「それに、教授のお話ではこれほどこの障害が知られていない、まだまだ偏見が多いんですよね」と言って、その部分に関しては一緒に認識を変えていきましょうと意気投合して、本人が財政的な支援と、音楽を活用したいろんな療育を私たちですることになりました。

 

(プログラムの様子の写真)

SUGAさんは、子どもたちの前でただ歌いました

子どもの一人が言いました。「僕、その歌知ってるよ!」

そして大声で歌い始めました。

 

MC:ほんとに国際的に有名な歌手なので、子どもたちは気づいたのでは?

チョン教授:子どもたちにはこの音楽の先生がSUGAだということを一切伝えませんでしたし、子どもたちも気づいた子は一人もいなかったのも、驚きました。私たちがあえて言わなくても気づかれるかと思ったんですが。それでも彼が誰なのか知らない状態で、「ミン先生」とみんな呼んでいたんですが、子どもたちが家に帰って親からどの先生が一番好きなのと聞かれて、「ミン先生が一番好き、ギターを弾いてくれたミン先生が一番好きだ」と言ったそうです。それがとても印象に残っています。

それから5月の「先生の日」に、子どもたちがカーネーションと手紙を書いて直接ミン先生に渡したんですけど、そのときSUGAがあまりにも幸せそうに喜んでいたことが忘れられないです。

それから毎回終わるたびに「1週間待ち遠しい」「すごく幸せだ、あと1週間待てないな」と言いながら帰ったのも忘れられません。本当に幸せで楽しんで、それから子ども達の目線にひとつひとつ合わせながらプログラムを進めていた様子を見て、私もとても感銘を受けました。

 

4.〈チョン・グナ教授のインスタグラム投稿

「ミン・ユンギ(療養)治療センター」と「MINDプログラム」の詳しい背景は、すでにセブランスYouTubeチャンネルと地上波放送のインタビューを通じて多くお伝えしました。
それでもまだ伝えられなかった話があって少し補足します:)

MINDプログラムに参加した子どもたちの中には、幼稚園時代から10年以上私が診療してきている自閉症スペクトラム障害の青少年がいました。

この子は扱える楽器が全くなく、プログラムの序盤でも口数が少なく無表情な方でした。

ある日、他の子どもたちがそれぞれの楽器を演奏している時、その子は仏頂面で独り言のように「僕は楽器ができない…」と言いました。
その瞬間、隣にいたSUGAさんが静かに近づいてきて「声も楽器だよ。 OOは歌を歌えばいいね~」と言ってくれました。
すると子どもは明るく笑って、突然大声で歌い始めました。
みんなが驚いて感動した瞬間でした。

その日、その子は家に帰って「お母さん!ミン先生が声も楽器だって。 これからは僕も歌うよ!」と何度も言い、次のセッションに来られたお母さんはその話を伝えながら、目頭を赤くされていました。

普段の診療でも私の質問に短い答えで反応し、口数がほとんどなかった子だったので、
音楽という媒介が言語と感情表現の限界を越え、子どもの内面に隠された可能性を引き出した意味のある事例でした。

実は、プログラム開始前は、重症度の高い自閉症スペクトラム障害の子どもたちと初めて会うSUGAさんが、難しさを感じるのではないかという心配もありました。
しかし、いざセッションが始まると、彼は誰よりも子どもたちの目線に合わせて近づき、各自の特性と困難を繊細に読み、自然に子どもたちをリードしていく姿を見せ、参加した治療者の皆が深い印象を受けました。

SUGAさんは「ただ表現方式が違うだけ」と、偏見なく子どもたちの長所と可能性を誰よりも先に見てくれました。

そのためでしょうか、子どもたちが家に帰って一様に「ミン先生が一番好きだよ!」と言ったそうです。
もちろん、子どもたちはセッションが終わるまで、その「ミン先生」がBTSメンバーのSUGAであることを全く知りませんでした~。^^

 

SUGAがK-POPの未来とグローバル音楽シーンに与える影響 ― グラミー賞受賞PDインタビュー

https://honoraryreporters.korea.net/board/detail.do?pageidx=4&board_no=29051&tpln=1&articlecate=1&searchtp=&searchtxt=

 

Dr. DreKanye WestChristina AguileraEminem などの作品に関わったグラミー賞PDの フランキー・ビッグズ(Frankie Biggz)氏がプロデューサーとしてのSUGAに関して語ったインタビューをChat GPTに訳してもらいました。

Honorary Reporters(名誉記者団) は、韓国の文化や社会、政治、経済などを世界に広めるために、韓国政府(具体的には文化体育観光部とその傘下の韓国国際文化交流振興院/KOCIS) が運営・支援している公式プログラムで、韓国に関心のある外国人や在外韓国人が、ボランティアとして韓国関連のニュースや体験記事を執筆・発信する「公認広報メディア」的な役割を担っています。 運営母体:Korea.net(韓国政府公式ポータルサイト)、 主管機関:韓国文化体育観光部および韓国国際文化交流振興院(KOCIS)

ロシアの方がインタビューしていますが、当然アミでSUGAファンと言うことかと思います。そこは割り引いて読んで下さい。強調はブログ主。

 

ただのスターではない:グラミー賞受賞プロデューサーが語る、BTSミン・ユンギのK-POP世界的進化における役割

Irina Lavrik from Russia

K-POPがその起源を超えて、世界的な文化現象へと発展した時代において、ミン・ユンギ(BTSのSUGA)という名前は、単なる芸術性だけでなく、国境を越えた交流そのものを象徴する存在となりました。彼の作品は、卓越した技術的なプロダクションの専門性と、深い芸術的・感情的な深みをシームレスに融合させており、アジアを超えて韓国文化の認識を再構築する上で重要な役割を果たしています。

彼の音楽がこのプロセスに具体的にどのように寄与しているのかを理解するため、ミン・ユンギの音楽が異文化交流に与える影響を探るドキュメンタリー調査の一環として、2025年6月12日にグラミー賞受賞レコードプロデューサーのフランキー・ビッグズ氏へのオンラインインタビューを実施しました。

私はSNSを通じてフランキー氏に連絡を取り、この研究への参加を快く引き受けていただきました。インタビューはオンラインでビデオ録画形式で行われ、ミン・ユンギの音楽がこのプロセスに具体的にどのように貢献しているのかを理解することを目的としました。西洋音楽業界のレジェンドたちと仕事をしてきたフランキー・ビッグズ氏の経験は、異文化交流の観点からミン・ユンギ現象を考察する上で大いに役立ちました。

フランキー・ビッグズ氏は、グラミー賞を受賞したレコードプロデューサーでありDJで、彼のキャリアは数十年にわたり、ドクター・ドレーカニエ・ウェストクリスティーナ・アギレラなど西洋音楽の象徴的な人物たちとのヒット作やコラボレーションを重ねてきました。彼の業界に対する視点は、音楽を生み出すだけでなく、業界のルールそのものを再定義したアーティストたちとともにスタジオで過ごした年月によって形成されています。

このインタビューで彼は、ミン・ユンギを単なるK-POPスターとしてではなく、ジャンルや文化の垣根を越えるプロデューサー、アーティスト、革新者としての多面的な専門家として評価する自身の見解を語っています。

インタビューを通じて、フランキー・ビッグズ氏は、ミン・ユンギがどのようにK-POPに対する認識を韓国の枠を超えて変革しているのか、どのような資質が彼を将来のアイコンたらしめるのか、そして彼のようなアーティストたちによって韓国音楽業界の未来にどのような可能性が拓かれているのかについて考察を述べています。

    ■     ■

 

あなたはキャリアの初期にクリスティーナ・アギレラカニエ・ウェストエミネムといった多様なアーティストたちと仕事をしてきました。彼らの音楽への取り組み方において、将来の成功を予感させる共通点はどんなものでしたか?また、その観察はミン・ユンギの才能やビジョンにどのように当てはまると思いますか?

こう言いましょう。私が彼らの間に見た共通点は、彼らが自分のキャリアに対して持っていた狂気じみた執念です。彼らをひとつにしていたのは、常に成長を追い求める姿勢であり、絶え間ない勤勉さでした。だから、SUGAが今のような活動をしているのは、彼自身がそのことに取り憑かれていたからです。

彼はBTSのメンバーになる前からすでにその執念を持っていました。こうした労働環境を彼は理解していたのだと思います。彼は、自身がプロデューサーとして積み重ねてきたあらゆる経験とスキルを活かし、難なく順応してきたのです。

あなたはドクター・ドレーやフレッド・ハモンド、その他の伝説的なプロデューサーから貴重な知識を学びました。プロダクションの技術において最も重要な教訓は何でしたか?そしてその教訓は、ミン・ユンギのプロデュースの専門性を理解する上でどのように役立つでしょうか?

私が彼らから学んだ教訓は、まず第一に「プロセスを急ぐな。自然に発展させろ」ということです。そして第二に、「曲をあきらめるな」ということです。トラックを作り始めて、試行錯誤しているうちに「これはうまくいかないな」と思うことがあります。多くのアーティストはそういうとき、別のものに移って「後で戻ってくるさ」と考えがちですが、結局戻ってこないことが多い。私はそれをやってはいけないと教わりました。うまくいくまでやり続けなければならないのです。

SUGAに見られるのは、アイドルの世界で生き残るために、彼がプロデューサーだった頃から培った粘り強さや決意といった価値観を適用している姿です。つまり、あきらめることはできない、すべてのプロジェクトは完成させなければならないということです。そして、私は思うのです。韓国の文化そのものが「未完成の仕事は許されない」というものです。プロデューサーとして、自分の中に「未完成は許されない」という心構えを育んだからこそ、彼は今の彼になったのだと思います。

今日の音楽の世界において、プロデューサーの役割をどのように表現しますか?その役割は時代とともに変わってきたと思いますか?もしそうなら、それはどのように変わったのでしょうか?あなたの意見では、ミン・ユンギは現代におけるプロデューサーの役割の理解をどのように形作っているでしょうか?

音楽プロダクション、レコーディング、プロデュースはこれまでいくつもの進化の段階を経てきました。そして、今そこにいるのがSUGAのような人物です。彼はこれまでのすべての段階の知識を、音楽、映像、そして自分自身のイメージとともに現代に応用できる人物です。それは、すべてのプロデューサーが昔から目指してきたゴールです。

でも、私は思うのです。SUGAはプロデューサーとアーティストの役割を融合させた存在だと。それこそが違いです。彼はいまやどんなスタジオでも自由に使える立場にあります。彼は、自分のスタジオでの経験や創作プロセスを、地球上で最も人気のあるグループと共有できるだけでなく、私たちがまだ手にしていないようなツールやサウンドを使ってそれを実現できるのです。だから、何かを突破しようとするとき、誰が最初に新しいサウンドを導入するのか、誰が道を切り開くのかというと、彼がその先頭にいるのです。

今、BTSの話をし、プロダクション、レコーディング、ソングライティングの領域を語るなら、この男こそパイオニアです。彼はアクセスできる立場にあり、そのアクセスを理解しています。それは、彼が時間をかけてレコーディングの本質を理解したからです。だからこそ、彼は今日の成功を手にしたのです。それが違いなのです。

エミネムとミン・ユンギの技法に共通点は見られますか?

私は新しいリスナーです。音声学やビートについては理解していますし、彼(ユンギ)のラップを聴いていると、彼が何を言っているのかまだ把握しようとしているところです。私は彼のラップのスタイルを評価するというより、彼の歌詞のほうにもっと関心を持っています。

SUGAの人生について私は詳しく知りませんが、あのような態度、あのような存在感、そしてあの強さは、完璧な人生環境から生まれるものではありません。この人は、深い、そして本物の資質を持っていると私は思います。彼はたくましい人です。彼には人間性があります。「SUGA」という名前自体も――カッコいいですよね。わかりますか?

彼にはその存在感がある。本物らしさがある。それはエミネムと同じです。すべては自分をどう見せるかにかかっています。そしてSUGAは、自分を敬意をもって表現しています。でも、もし誰かが彼のチームメンバーの誰かを侮辱したら、まず彼と話をしなくてはならなくなるでしょう。そしてその姿勢が、彼の音楽やパフォーマンスに表れています。

ミン・ユンギはすでに多くのアメリカのアーティストとコラボレーションしています。彼が西洋のミュージシャンにとって魅力的なパートナーである理由は何だと思いますか?

まず第一に、彼は驚くべきアーティストです。見た目も素晴らしいし、カメラ映りも抜群で、世界中に何百万人ものファンがいます。これはどんな西洋のレーベルにとっても非常に魅力的な要素です。

次に、それはただの見せかけではありません。彼が西洋のアーティストを惹きつけるのは、彼が地球上で最も才能ある人物の一人だからです。

たいていの人は、コラボレーションを望むとき、自分と大体同じタイプの音楽をしているアーティストを選びます。Juice WRLDがBTSと同じことをしていると思いますか?でも、私はSUGAがプロデュースにおいてはまるでカメレオンのようだと思います。彼は何でもできるタイプの人間です。それが私にとって驚きか?全然驚きではありません。なぜそう思うのか?それは、BTSのメンバーでありながら、その外で自分自身を確立しようとしてきたことが、彼ら全員にうまく作用しているからです。

でも、時々思うんです。たぶん人々は彼らのことを十分に評価していないんじゃないかと。だから、ある意味で、SUGAはプロデューサーとしては少し過小評価されていると思いますし、それは変えていく必要があると思います。

こうしたコラボレーションはK-POPが新しいオーディエンスに届く助けになっていると思いますか?この種のコラボレーションがK-POPと西洋のアーティスト双方にもたらす利点は何だと考えますか?

私は、韓国はこれまで自分たちのことをローカルな存在だと考えてきたと思います。そして突然、西洋からの関心が高まりました。でも私は、西洋の関心はずっと以前から存在していたと思っています。アメリカ人と韓国人が一緒に仕事をするのはこれが初めてではありません。

私たちは皆、韓国で見ているものを好きになり始めています。それは、彼らが私たちと同じゲームをしているからであり、場合によっては私たち以上にうまくやっているからです。彼らは多くのアメリカのプロデューサー、ディレクター、レーベルにインスピレーションを与えています。より良いものを目指し、すべてを管理下に置こうとする意欲を与えているのです。

BTSの歴史を少しでも知っている人なら、彼らが何を経験してきたのか、どんな制約の中にいたのかが分かるでしょう。そして、アメリカの業界ではあのレベルの献身は見られません。

だからこそ、韓国のアーティストと一緒に仕事をすることが魅力的なのです。最終的に、韓国のアーティストはアーティストとは本来こうあるべきだということを証明してきたのです。

ミン・ユンギのようなプロデューサーは、K-POPの未来を形作る上でどのような役割を果たすとお考えですか?

韓国のポップミュージックが、今やアメリカで本格的な力になりつつある中で、好きか嫌いかにかかわらず、彼らはやってきて、支配的な存在になるでしょう。

ユンギには、プロデューサーの見られ方を変えるチャンスがあります。つまり、「自分はプロデューサーであり、アーティストでもある」ということを示しているのです。ビートを作り、ミックスやマスタリングをこなし、同時にステージに立ってコンサートで観客を圧倒し、レコードを売り、すべてをやってのけることができるのです。

私は、彼が他のプロデューサー、特に西洋のプロデューサーたちに、K-POP業界に入ってきてレコーディングとは何かを示す機会を作る立場になるだろうと思います。彼が誰であるか、そして彼がどれだけそれをうまくやっているかということから、彼にはそれができるのです。彼はその仕事を任せることができる人物です。

そして、そういう人物は常に業界の流れを変える立場にいるものです。だから、私は彼がそれを成し遂げてくれることを願っています。それを彼がどのように実現するのかは分かりませんが、これからのプロデューサーたちが自分の音楽を世に出す道をもっと広げてくれることを願っています。

    ■     ■

 

ミン・ユンギは単なるBTSのメンバーやヒット曲の作詞作曲者ではありません。彼のキャリアは、忍耐、技術的スキル、文化的感覚が、個人の道筋だけでなく、世界の音楽産業そのものを変えることができるという一つの例となっています。フランキー・ビッグズ氏とのインタビューを通じて明らかになるのは、ミン・ユンギの役割は、アーティストやプロデューサーとしてだけでなく、東洋と西洋の対話を築く「設計者」としても重要だということです。

これから、K-POPは世界のトレンドにさらに大きな影響を与えるようになるでしょう。フランキー・ビッグズ氏が指摘するように、ミン・ユンギは西洋のプロフェッショナルが韓国の業界に入ってくる架け橋となり、韓国の音楽業界における「プロフェッショナリズム」と「プロセスへの敬意」という普遍的な価値を示す存在になることができます。

最終的に、ミン・ユンギの物語は単なる個人の成功の物語ではありません。それは、一国の代表者たちの努力と創造力を通じて、その国の文化に対する世界の認識を変えていく物語です。そして、自己探求や社会的課題をテーマにした彼の音楽は、世代や大陸を超えて人々を結びつける力強いツールであり続けています。(了)

(おまけ)Frankie BiggzによるAgust Dのトリロジーのリアクション動画

www.youtube.com

韓国メディア(スポーツソウル)のコタツ記事
【「Dr.Dre 哲学に似ている」···フランキー·ビッグズ、シュガの音楽性絶賛、西欧音楽の基準まで変えるミュージシャン】

news.nate.com

 

「ミン・ユンギ治療(療育)センター」についてのセブランス病院プレスリリース訳

延世医療院のキム·ギチャン院長とシュガが記念写真を撮影している。


記録としてこちら訳して置いておきます。

sev.severance.healthcare

セブランス病院 - BTS SUGA、『ミン・ユンギ治療センター』設立へ

SUGAが50億ウォンを寄付、自閉スペクトラム症の子どもと青少年の治療・自立支援へ

(発表日:2025年6月23日)

セブランス病院とBTS防弾少年団)のSUGA(本名:ミン・ユンギ)が、自閉スペクトラム症ASD)の患者の治療*1および社会的自立を支援するための専門治療センターを設立する。

セブランス病院は6月23日、同院内の「済衆館(チェジュングァン)」1階において、自閉スペクトラム症の子どもと青少年のための《ミン・ユンギ治療センター》の着工式を執り行った。このセンターでは、言語・心理・行動などの治療を通じて子どもたちのメンタルヘルスを支援し、臨床と研究を連携させた多様なプログラムの運営が予定されている。

SUGAはBTSとしての活動の中でも継続して寄付や社会貢献を行い、メンタルヘルスや心理・行動の問題、特に青少年のうつに深い関心を寄せてきた。彼は、自身の才能である「音楽」を通じて、どのように支援できるかを模索してきた。

2023年11月、SUGAは児童精神医学分野の権威であるセブランス病院小児精神科のチョン・グナ教授と出会い、以降何度も話し合いを重ねる中で、自閉スペクトラム症の患者には生涯のライフサイクルに応じた個別化された治療が必要であること、また従来の短期的な治療介入では十分な成果が得られないという現実を知るに至った。SUGAは、ASDの症状に長期的・本質的な変化をもたらすには、10年以上の中長期的な治療支援が可能な「特化型治療センター」の設立が必要であると共感し、セブランス病院に対して50億ウォン(約5億7,000万円)の寄付を申し出た。この額はセブランス小児病院および延世医療院全体を通じても、アーティストによる寄付金としては過去最高額である。

その後、チョン教授とSUGAは2023年末から2024年初頭にかけて、治療センターの建設計画に加え、自閉スペクトラム症の子どもたちを対象とした「音楽を活用した社会性トレーニング」について協議を重ねた。これに基づき、既存の社会性訓練プログラムに音楽的コンテンツを融合させた集団型社会性プログラム『MIND』プログラムを開発した。

MINDプログラムは、「音楽を通じた相互作用と感覚的経験(Music)を高め、社会的関係の形成とコミュニケーションの機会(Interaction)に触れ、共同体を通じて自然に関係を築く過程(Network)を学び、個別的な多様性を尊重しながら共に調和する社会(Diversity)を学ぶ」という意味を内包した略語である。このプログラムに参加する子どもたちは、楽器を演奏し、歌を歌い、音楽に合わせて作文をしたり、自身の感情や考えを表現する。

SUGAは2025年3月から6月までの週末を活用し、実際のASD児童たちと会いながらプログラム開発に積極的に関わった。ギターなどの楽器を自ら演奏しながら、子どもたちがリズムやハーモニーを合わせ、音楽を通じて相互作用をし、感情表現の幅を広げることができるように導いた。さらに、子どもたちが自分自身で楽器を演奏できるように直接教えることも行った。

このプログラムを通じて、子どもたちの感情と言語の表現力が顕著に向上し、他の子どもとの協力や順番待ちなどの中で社会性も養われた。言語療法だけでは積極的に反応しなかった10歳のオくん、12歳のイくんは、自分で楽器を選び、リズムに合わせて演奏するという才能を見せた。

また、合奏の過程では様々な感情表現も見られた。サックスを吹く18歳のキムくんは、言語や感情表現がほとんどなかったが、他の子どもとの協力を通じて感情を表情で示し、治療者の関心や称賛に対しても反応するようになった。

このプログラムは、言語能力に制限のあるASD児童に対しても、社会的な関係性を築く助けとなることが確認された。

今後、ミン・ユンギ治療センターでは「MIND」プログラムの高度化と、自立型音楽プロジェクトモデルの構築を進めていく。プログラムの持続的運営のために、各治療分野の専門家育成課程も体系化し、持続可能性と専門性を強化する方針である。

2025年9月にセンターの工事が完了すれば、正規プログラムのセッションが拡充・新設される予定だ。ASDをはじめとする発達障害のある人を対象に、音楽を活用した社会性訓練や多様な治療セッションを提供する。また、ABA(応用行動分析)、言語療法なども拡大して提供される。さらに、「MIND」プログラムの効果を客観的に検証するため、臨床研究、学術論文の発表、プログラムマニュアルの刊行も推進される。

チョン・グナ教授は「金銭的な支援を超えて、この数か月間SUGAさんが見せてくださった真摯な才能の提供とボランティア活動に心より感謝します。常に誠実で知的な態度で臨み続けてくださるSUGAさんの姿に深く感銘を受けました」と述べ、「ASDの子どもたちが音楽という手段を通じて、自立した存在、そして健全な社会人として成長すること、そしてこのプロセスを通じてASDに対する偏見の解消と障害認識の改善を図ることが、ミン・ユンギ治療センターおよび『MIND』プログラムの究極の目標です」と語った。

SUGAは「過去7か月間、チョン・グナ教授とともにプログラム準備やボランティア活動をする中で、音楽が心を表現し、社会とつながる貴重な手段になり得ることを深く感じました」と述べ、「ASDの子どもたちの治療過程に関わることができたこと自体が大きな感謝であり幸福でした。より多くの子どもたちが、社会の一員として共に生きていけるよう、今後も継続して力を尽くしていきたい」と語った。(了)

 

*1:日本では発達障害の人に対して、患者や治療といった単語を使うことが少なくなっていて、「当事者」「療育」などと表現しますが、ここは漢字の直訳をしておきます。

50代おじさん記者の「BTS観察記」/チョン・ジェフン記者コラム 日本語訳

n.news.naver.com

ユンギの「飲酒運転」事故報道のときに大変お世話になった、おじさんアミ記者、チョン・ジェフンさんのコラムです。Chat GPTに訳してもらって、抜け漏れなど調整しました。

戻ってきた彼ら、見知らぬ「防弾」に魅せられて

— 50代ユーチューバーが7年間観察した“驚きの”BTS

2025.06.26. チョン・ジェフン

2014年、夏のある日、家族と弘大(ホンデ)の街を歩いていると、小さなポスターが壁に貼られているのを見た。スモーキーなメイクを施し、しかめっ面をしている少年たち。

「防彈少年團? この時代に何で日本風?」と違和感を覚えた。

それから3年後、2017年5月、埋もれていたニュースや記事に囲まれていたころ、YouTubeである動画を見た。ビルボードミュージック・アワードで、PSY以来初の受賞を果たした韓国男性グループのリーダーのスピーチだった。英語がとても上手だった。

「在米韓国人なのかな?」と思ったが、妻が「일산(イルサン)出身の純国産」と言う。アイドルグループといえば、海外出身メンバーが“定番”だったので驚いた。しかも7人全員がソウルではなく地方出身だった。

ビルボードのステージで輝いていた彼らは、3年前街角で出会った、ぎこちない日本風ヒップホップ戦士たちだった。Rap Monster(現:RM)という一風変わった名前のリーダーは、ARMYという独特の名前のファンに「Love myself, love yourself」を覚えてくれと語りかけた。“自分を愛せ”という結びの言葉もまたユニークだった。

数ヶ月後、このグループはさらに私を驚かせた。韓国グループとして初めて、アメリカ全土で放送されるアメリカン・ミュージック・アワード(AMAs)で「DNA」を披露したのだ。現地と自宅でデビューを見守ったARMYたちは感激のあまり涙を流した。これをきっかけに「防彈少年團」は「BTS」になり、世界を席巻し始めた。

時は流れ、2019年。たかが“国産アイドル”としてしか見ていなかった50代の私は、文化部長の職を辞し、ユーチューバーになった。YouTubeが台頭し始め、会社から「まずは一人でやってみろ」と言われ、コンテンツに頭を悩ませていたとき、BTSが思い浮かんだ。こうして本格的な観察が始まった。

その年の4月、新作アルバム発表の記者会見が行われた。直接会った少年たちは、本当に驚くほどだった。これまでの偏見は一瞬で吹き飛んだ。音楽に対する真摯な姿勢、人生や社会を見据える価値観、人間への愛情。RMは「アルバムを通じ、力の源と影、そしてこれから向かう明日について語りたかった」と述べた。

「本当にアイドルなのか?」と首をかしげながら外へ出ると、すでに100人ほどのARMYが待ち構えていた。こちらがカメラを取り出すと、避けるどころか「撮ってほしい」と頼んできた。BTSをもっと広めたいからだという。確認できただけでも15ヶ国から来ており、「なぜBTSが好きか」という定番の質問に対し、「BTSが私たちを救ってくれた」と答えた。ARMY十数人から「記念写真を!」と求められたのは、“単にBTSの母国の記者”だったからだ。さらに驚いた。

偏見と差別に抗い、世界の頂点に立つ

1ヶ月後、BTSアメリCBSの人気トーク番組『The Late Show』に出演。BBCは彼らを“21世紀のビートルズ”と呼び、1964年にビートルズアメリカに上陸したニューヨークのエド・サリバン劇場の舞台を白黒映像で再現した。BTSビートルズのようにアメリカを席巻し、韓国人が「BTSを知ってる?」と外国人に声をかけ始めた。オンラインのトップ人気歌手はジャスティン・ビーバーからBTSへと移り、BillboardのSocial 50チャートではBTSが4年連続1位を独占した後、チャート自体が廃止された。

こうなると欧米メディアは黙っていなかった。大韓民国と言えばワールドカップと北の核ぐらいしか知らなかった彼らは、「人生を変えてくれた」と情熱的な愛情を受けている東洋の少年たちを放っておかなかった。「磁器の人形」「工場製造」「首輪をつけて調教した」など、人種・国籍に関わる差別的なバッシングがオンラインや紙面に溢れた。

BTSは「証明してみせる」と短く強く応戦し、ARMYもその名の通り戦い、勝利した。

2019年のMTVビデオ・ミュージック・アワード(VMAs)では、BTSに本賞を与えないため「Best Group」部門を廃止して“Best K‑pop”部門を新設。ARMYはこれをK‑pop隔離の人種差別的措置と抗議し、観賞をボイコット。同時にオンラインで「BTSミュージックビデオアワード」を開催し、「彼らをテーブルに座らせてくれなきゃ、私たちが別のテーブルを用意する」と反撃。MTVは驚き、「Best Group」を復活させ、BTSに4年連続で贈った*1。その後、BTSは米国の四大音楽賞の主要部門を席巻し、2021年のAMAsでは英語圏以外のアーティストとして初めて“Artist of the Year”を獲得し、アメリカ音楽界の歴史を塗り替えた。

音楽チャートでも席巻した。アメリカ最高のチャートであるBillboard 200アルバムチャートでは2018年『LOVE YOURSELF 轉 “Tear”』で韓国人歌手初の1位、通算6作の1位を達成。しかし、アメリカでの人気の指標であるHOT100シングルチャートは未到の地だった。BTSは苦労の末に2020年に英語曲「Dynamite」を発表し、韓国歌手初の1位を記録。その後、「Life Goes On」(韓国語曲初)、「Butter」(10週連続1位)など、ソロ曲含め計8曲が頂点に立ち、HOT1001位を獲得した韓国歌手はBTSだけだ。
 

世界に広がった全方位BTS現象

BTSは音楽を超え、地球規模の社会的現象となった。世界中のメディアが色眼鏡を捨てて深く論じ始めた。各大学でBTS現象が研究され、ロンドンなどでは学術会議も開催された。「Love Yourself」のメッセージは世界中に響き、西洋中心の価値観に急激にひびを入れた。

大型資本もなく、小さな地下練習室から「血と汗と涙」で這い上がった韓国アイドルの物語に、傷つき、孤独で疎外された地球村のARMYたちは熱狂し感動して涙し、共に不条理な世界に立ち向かった。

BTSはK‑popを韓国産業の主役へと引き上げた。2018~19年のワールドツアーで193万枚のチケットを売り上げ、3360億ウォンを稼ぎ、韓国銀行はCDやグッズ、コンサート、観光による経済効果を年間6.8兆ウォンと試算。外国人観光客80万人増、輸出1.5兆ウォン増、ソウルでのコンサートによる収益は1兆ウォンに達すると言われる。

2022年末、ソクジン(ジン)から軍に入隊。しかし彼らは時間を無駄にせず、ソロアルバムを発表しHOT1001位を獲得しワールドツアーを行った。入隊直前まで多忙スケジュールをこなし、さらに軍期中にリリースするアルバムや配信コンテンツを事前に準備するという驚くべき計画を実行した。

背が高いほど影も長い

BTSが留守の間、事務所HYBEはADOR前代表ミン・ヒジン氏との経営権紛争に巻き込まれる。2024年4月、彼女の空前絶後の暴言記者会見で始まった葛藤は、BTSにも飛び火した。そんななか、SUGAの飲酒運転報道が起きて、支持派とアンチ勢力が十字砲火を乱発した。かつてBTSデビュー当時にTwitterやネットの匿名空間で飛び交った暴言と憎悪の現場を目撃させられ、胸が痛んだ。

さらに酷かったのは韓国メディアの狂気だ。記事の主な消費チャネルが紙面や放送からオンラインへと移って、閲覧数に目がくらんだハイエナになってしまったのだろうか? ネットメディアに加え、伝統的な新聞やテレビまでもが誤報を競うように流し続け、偽CCTV映像すら報道。ジャーナリズムの使命や倫理はどこへいったのか? でっち上げと扇動が韓国メディア業界を支配した。取材も検証もなく、事実かどうかに関心はなかった。ただ「SUGA殺し」に血道を上げていた。何度も謝罪し反省し、記者会見で謝ったにもかかわらず、あれほど「正義感にあふれた」韓国メディアは容赦しなかった。「断頭台」との表現まで飛び交った。

ARMYたちは怒り、メディアではなく裏で事実を検証し、真実を伝えた。結果、その映像は誤報と判明し、放送局は削除と謝罪をしたが、それでもメディアとアンチによる攻撃は続いた。BTSを生んでくれてありがとうと韓国を愛し訪れてくれた海外ARMYたちは、韓国メディアに失望し怒りを覚えた。後遺症はあまりにも大きかった。

彼らの善き影響力

しかし驚くべきことがおきた。SUGAは21日に最後の軍務を終えた。ほかのメンバーとは異なり、ファンには謝罪文だけを送ったため、一部メディアから「反省が足りない」「自粛していない」と再び槍玉に挙げられた。ARMYたちは心配しながら見守っていたが、2日後のニュースに涙した。SUGAが自閉スペクトラム症の子どもたちのために、セブランス病院に500億ウォンを寄付するという報道だった。彼自身の名を冠した「ミンユンギ治療センター」を設立して支援を続ける意向を示した。週末を利用して病院に通い、子どもたちに楽器を教える補助療法者として奉仕し、医療チームと共に音楽療法プログラムの開発にも参加した。子どもたちはBTSメンバーと知らず、「ミン先生」と呼んで慕っていた。

SUGAは残酷な非難に耐えながら、将来目指していた慈善事業家としての道を前倒しで歩み始めた。かつて精神的に苦しんだ自分のような若者のために心理療法士資格を取ると話していた彼は、言葉ではなく行動で反省と謝罪を示した。ARMYたちはSUGAに倣ってセブランス病院への支援に参加し、24日の一日だけで2億ウォンが集まった。

“善き影響力”という言葉は昔から使われてきたが、広く定着したのはBTSの影響が大きい。メンバーたちは隙あらば寄付を続け、累計寄付金額は200億ウォンに達している。世界中のARMYたちも災害復旧支援金、米の寄贈、希少植物保護、辺境の学校建設、橋の架設などに取り組む。美術愛好家のRMとともに美術館巡りをし、絵を購入する。RMは自身のコレクションをみんなで楽しめる美術館も作るといい、韓国美術界は公然と感謝を表している。

BTSはまた、UNICEFなどと協力して“LOVE MYSELF”キャンペーンを展開し、国連でも名演説を行った。アメリカ大統領の招きでホワイトハウスを訪れ、アジア系ヘイトクライム根絶にも尽力した。

改めて考える。「本当にアイドルなのだろうか?」

「怖れていた砂漠は、僕らの血と汗と涙で満ちて海になった」という彼らの言葉。7年間もの間、「初めて見る驚き」を目の当たりにし、60歳目前のおじさんは、今や納得する。「見知らぬ」防弾少年団に魅せられたのだと。

*1:MTV Video Music AwardsVMA 「Best K‑Pop」部門の新設と「Best Group」廃止についてChat GPTによるファクトチェック

事実関係:2019年のVMAでは「Best K‑Pop」が新設されました。それに同時に復活したのが「Best Group」部門であり、廃止されたわけではなく、前年までの「Best Group Video」から名称変更・形式変更されたものです。
誤り:「BTSに本賞を与えないためにBest Group部門自体を廃止した」という主張は事実と異なります。– 2019年のVMAにてBest K‑pop部門新設→BTSがボイコット→同賞復活で受賞”という流れが報じられていますが、実際には「Best Group」を2019年にも受賞しています

BTSVMA受賞時系列:2019年、Best K‑Pop初代受賞(「Boy With Luv」) Best Groupも同年に受賞(部門復活後初の受賞) 2020年以降、「Best Group」は2022年まで4年連続でBTSが受賞しています(2019~2022)