はちみつと焼酎

BTS 방탄소년단/SUGA. 日本語訳など

So!YoON!×RM Smoke Sprite コメンタリー/日本語訳

So!YoON!のアルバムEpisode1: Love Comentary Albumのコメンタリーアルバムから

 

Smoke Sprite : Commentary (with RM)

Smoke Sprite : Commentary (with RM)

  • So!YoON!
  • R&B/ソウル
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イントロ

ソユン: 皆さんは今、ソユンの2枚目のフルアルバムに関するコメンタリーアルバムを聞いています。 今回のアルバムの核になるキーワードを挙げると、 多分「欲望」だと思います。

それぞれ違う「欲望」がアルバムに溶け込んでいますが、この「Smoke Sprite」はすごく非現実的な夢と現実の間で繰り広げられる、ある欲望とその話を扱っています。

タイトルもやはり煙のように爆発する、爆発しながら消えるその視覚効果を意味する単語でもありますし、それでこのような私の空想を具体化する旅を共にしてくれた同僚であり、友人。RMを招待して、一緒に話を交わしてみます。こんにちは。

RM:こんにちは。(笑)

ソユン:世界中の人がみんな知っていると思いますが、それでも紹介をお願いします。

RM: もちろんです。 こんにちは、僕は防弾少年団というチームで音楽をしていて、 その、プレイヤーをしているリーダーRMと申します。 お会いできて嬉しいです。

ソユン:実際、大袈裟に言えば、もしかしたら韓国で一番忙しい人だと思うんですが、私の正規(アルバム)からコメンタリーアルバムまで参加してくださって本当にありがとうございます。

RM:それが、ソユンさんの勘がいいのが、史上最高に暇な時期に迫ってきて。ああ、さすが…

ソユン:何を迫るって!(笑)

RM:なせば成ると。

ソユン:タイミングが良かったんですね。ありがとうございます。

出会い

01:32

RM:半分は冗談です。 多分ご存知の方もいると思いますが、19年の「韓国大衆音楽賞」からご縁があるじゃないですか。

ソユン:そうです。 あの時とはちょっと感じが違いますね。

RM:そうですね。「Summer Plumage」の時から僕はいつもソユンさんとセソニョンの大ファンだったので、こうして一緒にできて限りなく光栄です~。

ソユン:いやいや感謝です~(笑)
でも私たちがちゃんと初めて会ったのは去年の夏、2022年の夏ですよね。

RM:そうですね。 7月にj-hopeのリスニングパーティーでした。

ソユン:すごくお忙しかったのに、その時に私と挨拶して、また会いましたね。

RM:その時、たくさん話しましたよね。 人生の話をたくさんして、パーティーの真ん中で色々話して、その時に感度がぐんと上がりました。

ソユン:そうです。 その時、本当に私も忙しなくて、あまりにもたくさんんの方々がいて、「私がなんでここにいるんだろう?」 (笑)そんな状況にあったんですけど、何だか周りがちょっとぼかしの効果がかけられたみたいに…

RM:そうです。

ソユン:(二人で)話をしたのがすごく印象的だったんです。

RM:僕も内向的な外向タイプなので完全に。

ソユン:ああ、私も完全にそれ。

RM:そういう場所に行きたがる割に、行ったら疲れるタイプで。

ソユン:私も(笑)

RM:行けば行ったでたくさんの人と話すのが苦手なんですよね。どうかな、 外から見られるイメージのせいで、何かこう、わーっと、ぱーっと、大勢でやるのがすごく上手だと思われていそうですけど…

ソユン:部長さんスタイルで。

RM:ええ、でも本当は全然違います。トヨタ部長さんみたいなスタイルじゃなくて、ただ部屋の隅っこの…スタジオ内弁慶です

ソユン:スタジオ弁慶。格好いいですね。

RM:スタジオ弁慶。それが僕に一番ぴったりじゃないかと思います(笑)

ソユン:その当時RMさんはINDIGOのアルバムを準備していた時で、私もちょうど自分のソロアルバムを準備していた時期だったので、2人とも少しなんだか不安定で、少し暇なんだけど忙しい…そんな

RM:イン・ザ・ミドルでしたね。

ソユン:ええ、そういうイン・ザ・ミドル、まさにその真ん中で私たちが出会ってお互いの音楽を聞いて。
その時実はすごくびっくりしました。 初めて声を……声を体験できる感じで。 ああ、こんな声を持って、こんな感性の人なんだ。 それですごく感動しました。

RM:僕もその当時、ソユンさんのデモを ずっと聞いていた記憶があります。

ソユン:ですね。でもその時は何もありませんでした。

RM:ええ、あるものはインストゥルメンタルしかなかったし、あるものはいわゆる仮歌詞、文字通り宇宙語のものがあって。

でもとにかく僕は1stアルバムもすごく楽しく聞いて、それとはまた違う方向に行くんだなという予感がしました。

Smoke Sprite

4:35

ソユン:あの時このSmoke Spriteになった曲をお聞かせして、その曲を聴いて、「あ、いいですね? 」それで私が「じゃあやってみますか?」そしたら「やりましょう」って。
まさにこのトーンでしたよね。

RM:この時代の最高のロックスター、ソユンさんと一緒にできて感慨無量です (笑)

ソユン:でも私がRMさんに作業しながらこうやってお会いしてみると、自分はロックスターじゃないなと思いました。

RM:どうして?

ソユン:もちろんRMさんはロックスターよりはポップスターですが、その両方を持っている、なんというか熱い何かを持っている人なんだなあとたくさん感じて、またそのアティチュードをたくさん学んだと思います。

RM:僕もいまはロックスターのモードでやっているみたいです(笑)

ソユン:この作業過程を思い出してみて一番印象的だった瞬間は、私たちが歌詞を一緒に書いたあの瞬間だったと思います。

RM:完全にそうですね。 それがハイライトでした。

ソユン:私はこうやって作業室にいて、(RMさんが)入ってきて、膝を…(笑)膝をぱっとついて「Take on my kneesどうですか?」とおっしゃった、その瞬間が私にはこの作品を作る上で一番印象的なモーメントだったと思います。

RM:うーん、僕も実際、誰かの前でひざまづいたことはなかったと思います。 (笑)

ソユン:あの時がほぼ2回目に会ったときだったような(笑)

RM:本格的に会ったのは2回目。
でも僕は正直、今も作業しながらも 感じることなんだけど、既存のトップライナーの仮歌詞をとても重要視するんですよ。
なぜならそれが意味のない宇宙語であっても、そのトップライナーがそのメロディーを選んだ時の、本人も知らずに出てくる聴覚的な質感? 無意識の中から出てくるものがすごくいい時が多くて、 すごく意識する方です。 もちろんそこにあまり閉じ込められてはいけないけど。

でも最初にその時歌詞を書く途中で、もう覚えていらっしゃるか分かりませんが、とりとりあえず「Take one~~」とかでした。 だから「Take one」というのがあって、やっぱりソユンさんも映像とか映画がお好きなので、最初はもう「Take one」で始めてほしいとおっしゃってましたよね。
でも「Take one」の後に音節が2つしか出てなくて、「Take one、暗殺」って訳にはいかないし。「Take one」では僕は少し答えが出ない感じがしたんですけど、「ABBA」の「Take on」を急に思い出しました。
「Take on」(って言葉)がすごく面白いのが、 Take onは元々よく使う言葉じゃないんですけど、なんというか、何かを誰かに預ける感じじゃないですか。 それで実は「Take on」も「ABBA」の歌のおかげであり得るようになった言葉だと僕は思ってるんですけど。
「Take on like a knees」はしかもあり得ない(フレーズ)ですよね。 それで、とにかく「ABBA」をこう借りてきて、「私の膝を預かってほしい」という場面が思い浮かべました。

ソユン:それからはすらすらと出てきたようです。 Take on my kneesが出てきて、後は私の仮歌詞から抜粋して、すぐにTake on my beastとか、Fire to the low みたいなのが出てきて。

RM:Tell me more I could die も、仮歌詞にあったものですし。
それからソユンさんが言わなそうなので、ファンの方に言いたいんですが、ソユンさんが歌詞に卑俗語とか、普段あまり使わない方なんですが。 仮歌詞にF ワードがとても多かったです。(笑)でも面白いのが、本人も意識してなかったですよね?

ソユン:私は全然気づいてなかったんです。

RM:「これ、Fワードなんですか?」って。
実は僕こそ、仮歌詞にF ワードをたくさん使う人なので、「これ誰が聞いてもF ワードなんですけど」って僕が10回くらいお聞かせしたら、やっと「ああ、ほんとだ、そう聞こえるね」とおっしゃって。さすがロックスターだと。(笑)

RM:それから僕たちが歌詞の作業をする前にソユンさんにすごく感心したのが、本当にプロなんですよ。
単に音楽的にだけプロなんじゃなく、PDFを作って、あとメモ帳に「このアルバムは何に関するアルバムで、「Smoke Sprite」はこのアルバムでどんな機能と役割を果たさなければならないのか」について、すごくラフなものもあったし、整理されたバージョンもあったんですが、それについてとても僕に詳しくアレンジしてくださって、それがすごく印象深かったんです。

ソユン:今回が私が初めてほかのフィーチャリングアーティストとの作業だったんです。 私が以前のSo!YoON!のアルバムでもコラボがとても多かったですが、このようなやり方で何か、まったく最初から作業を一緒にしたのが初めてだったので。
それから私が何度も会える状況ではありませんでしたよね。 お忙しいですし。なのでアルバムについて説明するのに十分な時間がないと思って、何かこういう話をしてこそ、正確にフィーリングを合わせることができるんじゃないかと思ったんです。 なのでまだ何も出来てないですが、 あるものを全部書いてお送りしたような。

RM: 僕がこの話をしたのは、もちろんソユンさんのプロフェッショナルさを強調するためでもありますが、それを見て、そして特にそのメモ帳に送ってくださったのを僕が見て一緒に歌詞を書きましたけど、実は時間がかからなかったと思います。

ソユン:あまりかかりませんでした。

RM:サビだけ一緒に作ったから。でも3時間くらいだった思うんですが。
その時面白かったのが、僕はそのを送って下さったメモを見て、この歌を聞いて思ったのは「Take on my knees」とかもそうだし、僕はもっと行こう、もっと強く行こう、これはもっと遠くに行かないといけないということで。
なんだけど、ソユンさんはむしろいじめられっ子モードで(笑)

ソユン:「だめ~~~!」(笑)

RM:私が知るいつものソユンさんのモードで来て、「ああ~これをどうやって~(汗)」って。’

ソユン:(笑)それで私がさっき冒頭で、「私がロックスターなんじゃなくて、RMさんがロックスターだと思います」と言ったんです。

協同作業

11:54

ソユン:私は作業中ずっと本当に大きな力をたくさんもらいました。
この場を借りて公式的にもう一度言いたかったことは、私がこの作業を一緒にしたこと自体は自分にとってそれほど大きくない…つまり結果的にはとても大きな助けなんですけど、とにかく人間的な部分では、この曲(そのもの)よりは、この曲を作る過程で感じたものが私にはすごく意味があると思います。

「RMさんは本当にすごく大きな木のようだ」と話したことがあるじゃないですか。本当に大きな木のような人なんだなと、時間が経つにつれて何度も感じる気がします。

RM:ああだから…「結果よりは、過程が大事だった」…(笑)

ソユン:はい…あっ違います。またそうやってからかって(笑)

RM:どうにかからかいたくて(笑)

ソユン:結果も感謝しますけど…

RM:真面目に言うと、僕もただその過程がすごく楽しかったし、それからやっぱり他の人のことをする時がある意味でもっと面白い部分があります。

もちろん自分のもとても面白いんですが、僕がこうやって一緒に飛び込んで一緒に何かをする時に感じるその快感は、また違う種類のものだと思うということを今回すごく切々と感じて。

これまで外部作業をたびたびしてきましたが、これだけ密接にしたことがありませんでした。ただ一緒に作業をしても、こうやって別々にやって、会って話して、そのくらいでした。 僕は自分だけの小さなスタジオ弁慶なので、こうして会って何か感性を高めることもちょっと不慣れで、恥ずかしいけど、すごくやってみる価値があることだな、そんな気付きをソユンさんがくれました。

ソユン:私も大きく2つの感想があったと思うんですけど。 一つ目は、私ももし誰か、他のアーティストのアルバムに参加することになったら、本当にこのぐらい頑張らなきゃというのがありました。

RM: 本当に頑張りました(笑)

ソユン:はい、本当に、本当に頑張っていただきました。
それで、コラボというのはこういうものなんだ、参加するということはこういうものなんだなという真心、誠実さのようなものが私にはとても学ぶべき点だったと思います。

RM:それはソユンさんのおかげでもあって、すべての作業がこんなにインテグリティ(誠実さ)が200%あるとは思わないです。

ただ曲が、お話したように、とにかく最初からとても良かったし、その次にファン・ソユンという人を、僕はフィギュア的にも人間、また友達としても大好きなので、そういうのがちょっと何と言いますか、ソーシャル的なものや人間的なものが、すごく感性が本当に最高だったので、(自分が)そうしてこそ通じるというか?

それで、全部一緒に通じ合って、ここまで誰が何と言おうと、僕がやり遂げられたんじゃないかと。

ソユン:ありがとうございます。

RM:なのでほんとに、良く生きましたねって(笑)

ソユン:ああ、私の26年の人生の中で(笑)今日が一番…

RM:冗談です。僕が良い人生ですよ。

ソユン:いや、二人ともそれなりに良く生きたって事で。

励ますこと

15:43

ソユン:そして私が2つ目に学んだことは、誰かを、どんなミュージシャンであれ、どんな芸術家であれ、あるいはどんな友達でも、尊敬して愛する気持ちがある時は、もっとずっと励まさなきゃいけないんだな、その気持ちを伝えないといけないんだな、ということをたくさん学びました。
すごく小さいことかもしれないけれど、ある意味、(励ましが)その人が何かを続けていく上でのガソリンになれるんだなと感じました。

実はこの仕事をしながら誰かが、無限にというとちょっと大げさですが、果てしなく力をあげる(励ます)ことってあまりないじゃないですか。
アルバムが良いなと思えば 「アルバムが良いね」「いいじゃん」「格好いいね」ってくらいですよ。「お前本当に上手だ、お前本当にかっこいい、お前は良くやってる、上手くいくよ」…こんな言葉を聞くのは 本当に簡単ではない世界だと思うんです。

RM:難しいですよね。難しいし、 それが実は…何て言うんでしょう、(励ますことが)自分の血を抜くことでもあるんです。それも一定の魂を消耗すると思います。そんな言葉に真心を込めることも、心と魂を消耗することですけど。

ある面で、ほかの人から見るとソユンさんは外から見たときに、そういった言葉を必要としない人のように 感じられるかもしれないと思うんです。一人でちゃんと立っている人だし、うまくやり遂げている人だし、実際僕がRMだからといって、僕の言葉が……どれだけ届くのかも実際分からないし。

でもそれでも何か、無条件の信頼のようなものがあって、どう聞こえるか分からないけど、ただそれが少し届いて欲しいと願ったんです。

人を信じる

17:45

ソユン:それで私がこの質問をしたことあるじゃないですか。
「RMさんは本当に多くの人に会って、 本当に多くのことを経験しましたが、 それでも人を信じますか?」という質問をしたことがあります。

RM:はい、そうですね。それはほんとに…

ソユン:でも信じてますって答えてくれました。

RM:僕は人をとても愛しているみたいです。みたいですって言うのがイラッとしますけど。愛してますって言えれば良いんだけど。

ソユン:何事も自分に確信なんて持てませんよ。

RM:ええ、実際人が憎いですし、 嫌だし。最近もいろんな事がありましたけど。

それにも関わらず人を…とても信じたいんです。 信じたいし好きでいたいし。すごくいい人たちがいるじゃないですか。

それから、そんな人たちに裏切られるとしても、なんだか…僕はそれができないんですよ。 永遠にずっと憎むことがうまくいかなくて、人を憎んで嫌うことが余計に多くのエネルギーがいるんです。(それよりも)ある人を愛して信じて…。
でも最近は、冷笑とか妬みとか…

ソユン:理性とか冷静さとか。

RM:ええ、そういうのがもてはやされて、美徳でクールだって。
でも僕は結局そういうことの最後には……結局はそれも一種の防御メカニズムだと思うんですよ。 そういうものの最後には、虚しさと敗北主義しか 残らない気がして。

でも、こうやって愛を示すと、実際には攻撃されやすくなり、甘く見られて、一見楽に感じられる部分があるかもしれないけど…。
それでも、僕はポップスターなので。

ソユン:Yes!

RMポップスターの美徳は、愛と信頼を広めることです。

ソユン:Yes!完全に正しいです。

RMそう信じています。僕が見たポップスターたちはそうでした。

ソユン:でも私は正直、RMさんが持っている、そのポップスターとしての影響力も影響力なんですが、人間的にもその部分においては「ああ、知恵を追う人なんだな」という。さっきおっしゃった理性や冷静や冷笑のようなものを追わないということが、ある意味では恐怖と向き合うことだと思うんです。
その部分において、この方は知恵を追う人なんだなという感じを受けたと思います。

RM:ソユンさんとSmoke Spriteの作業も作業ですが、その間にも何度か会ったじゃないですか。
それでたまに会うたびに、最近起きていることとか、友達の話とか、そういうことを話して。 もちろん私たちが生きてきた環境も違うし、立っている場所も違うし、たくさん違うけど、会うたびにいつも充電してもらって、たくさん学んで、それでなんだか別の場所で一緒に歩いている感じがするんですよ。
それで自然に僕が力を尽くせる時、何か役に立つなら何かを一緒にしたい。 なぜなら私も助けてもらっているので。だから多分ソユンさんほどではないと思いますが、私もこの作品が出るのを指折り数えて待っていました。

「欲望と幻想」

21:23

ソユン:はい、その部分もすごくありがたかったですし。
RMさんは最初、この欲望や幻想というキーワードを 聞いた時、どんな感じでしたか?

RM:ある程度はタイムリーだったんですよね。僕がすぐまたアルバム制作に戻るのも、僕の人生において、去年のあの夏ごろからが一番ダイナミックな時期を過ごしているんです。

その時からのキムナムジュン、あるいはRMという人と、その前の人間は全く違う人だと自分でも感じているんですが、僕はこの経験が不思議なのが……僕がソユンさんを何というか不思議で羨ましいところが、(ソユンさんが)いくつかキャラクターとかペルソナを作るところ?インタビューも読みましたけど、セソニョンとSo!YoON!のプロジェクトがどう違うか。 いろんな比喩をされてましたけど、そんなところもそうだし。

でも僕は実は僕しかできなかったんです。僕にしかなれない人で。だけど僕は新しいキャラクターができたんですよ初めて。違う「僕」ができたんです。

そんなことを.. だいぶブレーキがはずれたというか、簡単に言えば…分かりやすく言えば人生においてたくさんの……かつてはアクセルだったけど、今はブレーキになっていたものが、ほとんどなくなりました。その車にもう乗らなくなって。

なので「欲望」や「幻想」というキーワードをくださった時、どんなときよりも、実は私の原初的なものと近く、正直に解きほぐすことができる、様々な感情的な基礎が用意されていたんです。
なのでもし…もし、というのはただちょっと面白いから言うんですけど、もしこの曲にについて一年早く話し合うことになったとしたら…すごく、卑怯な歌詞が出て来たかもしれません。避けたり、遠回りしたり。

もちろんそれもそれなりに美しかったかもしれませんが、僕はこの曲Smoke Spriteは、生に近いから好きなんです。 なので「欲望」や「幻想」というキーワードを聞いた時、 いま本当に適切だと真っ先に思いましたし。

ソユン:私も似ていると思います。 そもそもこのアルバムを作ることになったきっかけ自体が、私は確かに自分の中にbeast(獣)がいるんだけど、これをいつまで自分で何か恥ずかしがって、あるいは礼儀正しく生きるの?という思いから、この「Episode1:Love」というアルバムを 作業することになったのもあったんですけど。

記録/Rkive

24:20

ソユン:でもそのタイミングが、本当に運命的でぴったり合ったんだと思うし、一言で言えば「記録」だと思います。 ただ私とRMさんの。そんな時期を過ぎてからの。

RM:Rkiveですね(笑)

ソユン:まさにそれですね、Rkiveだったと思うので、 私もタイムリーだったと思います。

RM:その記録が残って、それは僕たちの一つの人生と考えについてのある記録ですが、それらがずっと長く香りを振りまきながら、(聞く)人々がそれぞれ受け入れてくれることが、とても幸せな仕事をしていると思うんですよ。
だからこの仕事がすごく好きで、こういう作業をしながら、こんな感情を感じることができて恵まれています。

恵まれているし、多くの方々が歌詞に対する推測をされていますが、ただ答えは皆さんの心の中にあることにします。

ソユン:それがまた音楽ではありませんか。

RM:そうです。それに一つ一つ注釈を付けたくはありません。簡単に言うと、Smoke Spriteは、その瞬間に中にすっぽり入っていたんです。drowningして。
Soaking、drowningってそんな言葉が好きなんですけど、その瞬間に飲み込まれて作ったみたいで。
これがhypeやバイラルと完全に関係がないわけでもないし、当然数字が記録されるんでしょうけど、そういうものとは関係なく、とても今に忠実に、「永遠」に一歩近づこうとした記録として残ることができると思います。
そしてそれが、クリエイターとして堂々とできる美徳だし、最善じゃないか。

ソユン:名刺ですよね。「私、一生懸命やったよ」って。

RM:そうです。一種の名刺。目に見えない。そうです。

ソユン:とにかくもう過ぎましたね。 本当にちょっと残念だけど。

RM:もちろん、今出たばかりだから波は続くでしょうけど、僕たちの過程は終わりました。

ソユン:過ぎ去ったので、これからのことだけが残ったようですが、お互いがお互いを応援し続けながら、お互いに注目しながら、そうやってやり取りするのではないかと思います。

RM:僕はすでにソユンさんからとても多く助けられていますし、職業人としても友達としても、とても内外的にもたくさんの助けを受けているので、一緒に頑張ってみましょう。

ソユン: 助けられたと聞いて、本当に良かったです。私としてはこの場を借りてもう一度、もう一度、本当に本当に本当に本当にありがとうという話をお伝えします。

RM:You're welcome です。

ソユン平壌冷麺おごります。

RM平壌冷麺もおごってもらうし、「おかげさま」ですし。
これからまたいつか僕のレコードにも ソユンさんの声を期待してくだされば。
ソユンさんの周波数を期待していただけると嬉しいです。

ソユン:意外と声が合いますよね。

RM:二人とも声がなんというか…

ソユン:ぼやっとして少し…「何?」みたいな。

RM:神妙だなあって…

ソユン:期待して下さい。では終わりましょうか?

RM:ファン・ソユン、ファイティン!

ソユン:アンニョーン

RM:アンニョーン